4年生が、図書室のカーペットに座って教師の話を聞いていました。
図書室と言えば、本を読んだり調べ物をしたりするところですが、この時間は、そのようなことをするためにいるのではありません。
“図書館の勉強”に来たのです。
教師が話しながら指し示していたのは
「1類 哲学」と、書かれたプレートで、その隣には
「2類 歴史」がありました。
これは、「日本十進分類法」による本のグループ分けを表していて、この書架におさめられた本の内容や種類を示しているのです。
図書室をぐるりと見まわすと、こんなプレートが、「0」から「9」まで、10枚ありました。
本を整理するための工夫は、本の背表紙にはられたラベルにも。
ここには、十進分類法による分類の数字と、作者(筆者)のなまえの最初の一文字が書かれています。
「こんな本が読みたい」
「△△さんの書いた物語を読みたい」
「□□について調べたい」
というときに便利です。
子どもたちは、早速、日本十進分類法と本のラベルを手掛かりにして、お目当ての本を探す練習をしました。
読んだ本を書架に戻すとき、迷子の本を見つけたときにも、ラベルの番号を手掛かりにすれば、どこか見当がつきますね。
なるほど、ラベルは、本の「住所」でもあるのですね。