4年生が栄養教諭との“食”の学習で、子どもたちの体を支える骨とカルシウムについて学びました。
まず、みんなで考えたのは、“骨の役割”。
理科の“ヒトの体のつくり”で骨のことも調べた子どもたちは、それが体を支えることということは既に知っています。
続いて動画で学んだことが、骨は成長すると同時に、常に新しく作り替えられていること。
折れてもくっつくことは知っている子どもたちも、新しく作り替えられていることにはちょっと驚いていました。
骨を作るのに必要な栄養素がカルシウムです。
栄養教諭が子どもたちに、カルシウムを多く含む食べ物を尋ねると、出るわ出るわ。
「牛乳」
「そう。乳製品ですね。他にどんなものがあるかな」
「チーズ」「ヨーグルト」
「お魚」
「特に、小魚に多いですよ」
それから、納豆やきな粉などの大豆製品、ほうれんそうなどの青菜、わかめなどの海藻。
よく給食や食卓に上がるものばかりですね。
では、4年生の子どもたちにとって、1日にどれくらいのカルシウムが必要かと言うと、概ね男子は700mg、女子は730mgだそうです。
大人と同じかそれ以上の量のカルシウムが必要なのですね。
かと言って、当然ながら、カルシウムばかりとっていればいいというものではありません。
成長期真っ只中の子どもたちにとって大事なことは、カルシウムに限らずバランスの良い食事をとり、適度に運動すること。
運動による刺激で、骨の密度が高まるそうです。
このことは、お米の入ったペットボトルを振る実験でよくわかりました。
そして、十分な睡眠です。
「寝る子は育つ」って言いますものね。
学習後の質問タイムでは、
食べ物の量で言うと、どれくらい食べるといいの?
もし、とり過ぎたらどうなるの?
子どもたちにとって気になる、率直な疑問が出されました。
給食のとき、牛乳パックの栄養成分表示を見たら、「カルシウム230mg」と記されていました。
給食も、一食に含まれるカルシウム量に気を遣って献立を考えているそうなので、好き嫌いを減らして、出されたものを全て食べられるようになるといいですね。