5年の図工の時間。
利き手に油性の“ネームペン”
もう一方の手には手鏡。
机に置かれた画用紙には、鼻と口とほうれい線、そして片方の目が描かれています。
子どもたちが描いていたのは、どうやら“自画像”のよう。
「次は、黒目を描きますよ。
顔を窓の方に向けて、よーく見て。
真っ黒かな?
一色かな?」
目を大きく開いて、鏡に映った自分の目玉をジーーーーっと観察する子どもたち。
「茶色いところがある」
「わっ、真ん中が黒い」
「ん?なんかある」
これまで意識してこなかった黒目の細かい色や構造に気づき始めました。
では、画用紙の目の中に描きましょう。
「次は、右目を描くよ。
左目と同じかな?」
この言葉にも子どもは反応。
「あっ、違う」
「僕の目、右と左と違うよね」
毎日見ている自分の顔ですが、新たな発見がいっぱい。
ときに、友達と見せ合ってクスクス、ニヤニヤ。
目が描けたら眉毛。
毛の1本1本を正確に描くつもりで。
知らなかった自分を再発見しながら、詳しく丁寧に自分の顔を描く5年生でした。
これだけよく見て丁寧に書いたら、自分そっくり、もう一人の自分のような絵が出来上がりそうですね。
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