4年の図工の時間。
黒のインクで印刷した版画に、絵の具で彩色していました。
表の白い部分に色を着けるものだとばっかり思っていたら、子どもたちは紙を裏返して塗っているではありませんか。
絵の具をパレットに出したら、筆で水を混ぜ込みます。
ちょっとつけすぎじゃないかな、と思うほど色が淡くなったのですが、子どもに尋ねると、これでいいとのこと。
子どもたちはできあがりを想像しながら、せっせと色を着けていきます。
時折用紙をめくって色の付き具合を確かめている子もいました。
それを見て納得。
裏から絵の具が紙に染み込んで、表にほんのり、ぼんやり色が現れるのがいいのですね。
そのために水気を多くして、染み込みやすくしていたのですね。
下絵、彫刻刀での版づくり、インクで印刷、そして絵の具で彩色。
“彩色版画”は、完成間近です。