自然教室最初の野外活動は「ネイチャービンゴ」。
ビンゴカードの中に示された9つのお題をクリアしながら、自然の家の「ふれあいの森」をゆったり散策する活動です。
係の説明を聞き、ビンゴカードを受け取った子どもたちは、山方面と大門池方面に分かれて出発していきました。
ビンゴカードに書かれた“さがしもの”は…、
「馬酔木」「大門池に映った自分の顔」「展望台から見える3つの山」「弁財天をまつったお堂」「きのこが生えた、朽ちた木」「せせらぎの音」「遊具で遊ぼう」「少しだけ土から出ているタイヤ」「地面に生えたふわふわの苔」
子どもたちは、これら9つのものを探して森の中のこみちを歩きます。
私も、森の中を歩き回っていると
「『せせらぎ』って何ですか?」
「きのこはどこにありますか?」
などと、さがしもののことを何度も尋ねられました。
展望台では、ポーズを決めて記念撮影。
そして、眼下に広がる伊勢平野を眺め、四日市の街どころか、南は鳥羽、東は伊勢湾を越えて知多半島、北は岐阜県の山並みまで見渡せる景色に感嘆の声を開けていました。
「ヤッホー」
大きな声で叫ぶ子が何人もいましたが、
「あれ、何もない」
と、残念そう。
残念ですが、海に向かって叫んでも“やまびこ”は返ってきませんね。
このネイチャービンゴには、もう一つミッションがありました。
「カレーの材料をゲットしよう!」
そう、カレーを作るための材料集めです。
肉、にんじん、じゃがいも、たまねぎ
この4つの材料を、ふれあいの森にいる教師4人が1つずつ持っている材料を、3つの質問で当ててゲットしなければならないのです。
子どもたちは教師を見つけると班のみんなで考えて教師に質問
「材料を持っていますか」
「はい」
「それは、野菜ですか」
「はい」
「それは、じゃがいもですか」
「ちがいます」
残念。
野菜を一つゲットならず、何て班もあったようですが、炊事のときにはもちろんすべての材料をもらいました。
班の友だちと力を合わせ、ビンゴを楽しみながら森を散策した子どもたちは、終了予定の時刻よりも早くミッションをクリアしてゴールし、昼食までの時間は、アスレチック遊具で遊んだり、大門池広場で鬼ごっこをしたりして過ごしていました。