電動糸のこぎりを使っての“伝言板”作りが“本番”を迎えています。

段ボールで練習した経験を生かして、自分でデザインした伝言板の形になるよう、板を糸のこで切っていきます。

手順は、段ボールのときと同じ。

１つずつ確かめながら、安全第一に作業を進めます。

どの電動糸のこからも、「ダダダダタダダ」という、糸のこの刃が板を切っていく音が聞こえます。練習しただけあって、ことのほか順調に切れているようです。中には、教師の力をちょっと借りて、板に糸のこの刃を通して、中をくりぬくように切っている子もいました。

切り終えたら、紙やすりで表面を磨いて滑らかにしてから絵の具で彩色します。

彩色している様子を見て回っていると、ある子が自分の作品を指さして「これ何を描いたかわかりますか？」と問いかけてきました。

それは、緑一色で星のような剣のような、ヒトデのような…形のもの。

「なんだこれは…？」と眺めていたら、ピーンと来ました。

「三重県？」

「そう、正解」

わが郷土、三重県でした。

家庭で、家族間のコミュニケーションツールとして使える、素敵な伝言板ができるといいですね。