本日５限目は道徳科の時間でした。本校は教材によって授業者が決まる、「ローテ―ション道徳」を実施しています。本日は１年生が「選ぶということ」「誰もが安心して過ごすために」２年生が「「狂言師・野村萬斎物語」「五万回斬られた男・福本清三」３年生が「ひび割れ壺」「無限の道」を教材にした授業でした。（１年生「誰もが～」以外は教科書による）

道徳科の授業で大切なことは、「生徒各自について、『その授業で扱った道徳的価値における認識の変容』を促すことができたか」です。そのためには、先生は、道徳的価値に対しての深い認識が必要です（例えば、「思いやり」は大切だ…だけでなく、「本当にそれが思いやりなのか」、「思いやりは本当に必要なのか」を考え価値理解を深めていくなど）。そして、その教材ならではの授業にするため、限られた時間の中で、より深い教材研究が必要です。昨日は、多くの先生が授業づくりに苦労しながら取り組んでいました。道徳は学級のなかまの考えも聴きながら、人間としての生き方についての考えを深める学習です。正解ではなく、納得解や最善解を探りながら自己を見つめていきます。そのような授業となるように研修を深めていきます。