3年生は、万古の里会館で、万古焼作品を実際に作製する万古焼体験教室を行いました。
万古焼が完成するまでには様々な工程がありますが、今日は「成形」と「仕上げ」を行いました。
まずは万古の里会館の先生から今日の作業にかかわる説明を受けました。
みんなワクワクです。



この後は釉薬を付け、窯で焼いてもらいます。
そして、来年2月に完成の予定です。
早く完成品に出合いたいですね!
(少し豆知識)「四日市萬古焼のはじまりをご存じですか?」
今から150年以上も昔、四日市末永村の村役だった山中忠左衛門が有節萬古の人気に着目し、村に導入して人々を救いたいと考えました。当時、村は海蔵川・三滝川に挟まれ、度重なる水害で年貢も払えないほど困窮していました。
忠左衛門は私財を投げ打って研究に取り掛かります。四日市の東阿倉川の唯福寺で先に始まっていた海蔵庵窯に手ほどきを受けるなど20年の研究の末、1870年にやっと量産できる陶法を確立させると、村人に道具と陶土を与えて指導し陶工を育成しました。これが四日市萬古焼のはじまりです。
校歌にもある「黒煙はく筒柱 林のごとく 並びたつ 我が海蔵のまちこそは 四日市市の偉観なれ」
学校ができたのも150年前。
その当時、万古焼工場の煙突から煙が出て、万古焼の生産が盛んだったことがうかがわれますね。
そんな海蔵小学校は、来年は創立150周年を迎えます!!