Unit 3 Lessons from Hiroshimaを英語科で学んでいる3年生では、広島で平和活動を行っている田中美穂さんとzoomをつなぎ、ゲストレクチャーが行われました。
ゲストティーチャーの田中美穂さんは、広島に住む高校生や大学生、会社員、カフェ店員などが核兵器のない世界の実現を願って緩やかにつながるグループ「カクワカ広島(https://kakuwakahiroshima.jimdofree.com/)」の共同代表を務められています。大学までは「平和」への関心は全くなく福岡で過ごし、就職をきっかけに広島に移住。様々な出会いが今の活動へ導いてくれたという彼女から、「戦争」「平和」「核兵器」そして平和の実現を「じぶんごと」にすることの大切さを教えていただきました。
講義に加えて様々なワークをする中で、「戦争と平和の境界線って?」を考える場面では、生徒同士で意見を交わしながら、「戦争がないからといって平和といえるわけでもない。だから、戦争の対義語は平和というわけでもない。」など、改めて平和って何なのかを真剣に考える様子がありました。
最後に田中さんから、「平和にかかわる活動をしていると、『がんばってください』とか『平和な世界を祈っています』と声をかけられることが多いが、それよりも平和のために『何か具体的な一歩』を踏み出してほしい。自分の半径何mかできっと平和を作ることができる。それが広がっていくことで平和な世界を作ることができます。」とお話がありました。この言葉に、生徒たちははっとさせられた様子でした。

【生徒の感想】
- 私も平和を祈ることしかしてなかったけど「祈るだけでなく、具体的に行動してください。」という言葉のように国際的な平和じゃなくても身近な平和を守れるように少しずつ行動していきたいと思いました。
- 平和に対して「祈るだけでなく、具体的に行動してください」ということを聞いて僕も何かできることがないか考えておきたいです。
- 誰でも同じ人間だから、誰でも政治をうごかせるんだということに気づかされました。自分は平和を願ってるけど、具体的にはなにもしてないのでなんとか実行にうつしたいです。
田中美穂さん、ありがとうございました。これからの学習では、「平和のための具体的な一歩」に進めていきたいと思います。