3年生の道徳で、「あなたは顔で差別しますか」という教材を使って授業をしました。
2歳の時に「海綿状血管腫」という病気を発症し、顔の一部が腫れあがってしまったために「人とは異なる容貌」を持ち、
数々の苦しい経験を乗り越えてきた藤井輝明さんの文章です。
外見で差別さて、悲しいことばかりで自尊心を粉々に砕かれながら生きてきた藤井さんは、
ある友人の一言で笑顔でいられるようになります。
そんな藤井さんの生き方から学びつつ、今私たちの身の回りで起こっている悲しい出来事、「コロナ差別」についても考えました。
コロナ感染を機に周囲から差別を受け、「この街にはいたくない」と思うようになった女性の話。
一方で、スペインでは、コロナ感染から回復した女性を同じマンションの住民みんながベランダから拍手で「回復おめでとう!」と迎え入れる。
その違いに、子どもたちはいろいろと考えを巡らせていました。
差別や偏見をなくすために、私たちができることは何だろう。
誰もが生きやすい社会を作るために、これからもまずはクラスのみんなで考え、行動していきます。