このところ校外とつながっての学習が多い1年生。今日も素敵なゲストティーチャーが1人のロールモデルとして授業をしてくれました。
現在、文部科学省で国家公務員として働く秋山莉菜さん。山梨県の人口4000人の小さな町で生まれ育ったそうです。「世界遺産が好き!」との思いから学生の頃に訪れたインドで、幼い子どもたちがストリートチルドレンとして物乞いをしながら生きる姿に衝撃を受けます。その後「英語が好き!」「子どもが好き!」との思いから東京で高校教員になると、「学生イングリッシュキャンプ参加者募集!参加費無料!」など都会に住む学生が数多くのチャンスに恵まれていることを知ります。「どうして山梨にいた私たちにはこのチャンスがもらえなかったんだろう…」。これらの経験から「どこに生まれても、子どもが自分の夢を実現できる社会を作りたい」と、今は文科省で日本の学校教育を支えるお仕事をされているそうです。自分の思いをもとに様々なキャリアを経験してきた彼女から、「ジグザグキャリア-積み上げてきたものが武器になる」というテーマでお話をいただきました。
授業を受ける前に莉菜さんへの質問を募ったところ、「国家公務員さんって怖そう…」なんて感想を持っていた生徒たち。Zoomで莉菜さんが話し始めるとあっという間に笑顔になっていました。
≪生徒の感想≫
- 夢は1つで一生をかけてそれに向かってやっていくのかなと思っていたところがあったけど、莉菜さんの経験をしたお話をきいて夢がたくさん変わっていたのも少し驚いたし、たくさんあっても変わってもいいんだと新たな発見になりました。自分んは夢がまだはっきりしていないけど、夢は自分の生きがいにもなると思うので、まず自分の「好き」から探してみて、夢と呼べる目標を持ちたいと思いました。
- 今日、文科省の方の仕事内容や今までの人生の経路を説明していただいて、文科省は自分とは関わりがないだろうと思っていたのに、とても身近な存在なんだなと思いました。そして莉菜さんの人生の経路が少し自分と似ていて、好きなものを追いかけているという共通点を見つけて、莉菜さんの経験を参考にして自分の未来を考えていきたいなと思うことができました。