英語科の3年生の授業で、映像を通してHiroshimaについて理解を深めました。視聴したのは、2007年に放送された「はだしのゲン 前編」です。
コミックスとして有名なこの作品は、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、イタリア語、タイ語、タガログ語、エスペラント語。に翻訳されており、全世界で読まれています。2007年にウイーンで開催された核拡散防止条約検討会議ではの準備委員会では、日本政府代表が英語版の漫画を配布し、アニメーション作品を上映して核軍縮を訴えたことも報道されました。
この作品を観て、これまで教科書の中の昔の話だった広島での悲劇が、当時必死に生きていた人々の姿を通してありありと胸に突き刺さります。生徒は涙を流しながら、しっかりとその映像を見つめていました。

授業後、山本さんが1冊の本を紹介してくれました。自身も以前から原爆について知りたいと思っており、授業をきっかけに読み始めたそうです。『ある晴れた夏の朝』日系やアイルランド系、中国系、ユダヤ系などルールを様々に持つアメリカの8人の高校生が広島・長崎に落とされた原子爆弾の是非をディベートするのだそう。どのような議論が繰り広げられるのか。図書館で借りられますよ。