12/7㈭の3年生の総合的な学習の時間。世界中の家族の家の中のものを外に出して撮影した写真集「
地球家族ー世界30か国のふつうの暮らし」の写真を使って、世界中の家族を「幸せ順」で並び替えです。皆さんは幸せの基準を何としますか?苦戦しながらも、班で対話して基準を決め、並び替えていきました。そして、生徒が感じたことは…
《生徒の感想》
- 私たちが決めた幸せの基準と、ほかの班が決めた幸せの基準がちがってびっくりしました。近い地域で同じ教育を受けている私たちの中でも幸せの基準が違うから世界的にみたらもっと幸せの基準があっていろんな普通があると思いました。
- 最初に写真を見て、目につくのは環境や裕福さでした。ですが、班での話し合いで裕福=幸せとは限らないという班の子の意見を聞き、幸せの感じ方は人によって違うことに気づくことができました。
- 前回の授業で、発展途上国だから、日本だからという自分の固定観念でその国の人たちを決めつけてはいけないということを学んだので、今回は、写真を見て、その人たちの表情で判断しましたが、他の班の基準を見て、衣食住や、住居の安全性などという現実的な観点も、人々がが暮らしていく中では大切なことだということを学びました。
- 最後に「人それぞれ ”普通” と ”幸せ” は違う」ということを知りました。そこから私の思う「普通」であり「幸せ」な生活の一番は「毎日三食のご飯を食べる」ことです。しかし、それはほかの人からしたら「贅沢」だと感じる人も居て、一日一食が普通かもしれないのだと思いました。その人にとってはそれが普通であり、幸せだから私たちが三食食べられるようにと支援したら自分たちの幸せの基準を押し付けてしまうことになるのかなと不安になりました。自分は何をするのが正解なのか改めて考えなければならないのだと思いました。
次の授業で議論できる素敵な感想です。さて、みなさんは生徒の声を聞いて、どう考えますか?