6月7日(金)は、6年生の社会見学の引率で奈良に行ってきました。「百聞は一見に如かず」といいますが、まさしく今回の社会見学は、このことわざがぴったり当てはまるものだと思います。 6年生の子どもたちは、法隆寺や東大寺の建物や仏像などを見て、どう感じたのでしょう。子どもたちと大仏殿の中で話してみたかったのですが、多くの観光客の流れに逆らうことはできない状態でした。東大寺の大仏を見て、「思っていたより大きいなあ。」「すごい。よくこんなの作ったなあ。」その大きさに圧倒されながら、聖武天皇の考えを身近に感じたでしょうか。行基の思いが少しでも近いものになったでしょうか。それとも、建立に関わった人々のことを考えたでしょうか。当然ながら、疑問が改めて膨らんだ子どももいたことと思います。この見学で感じたことをしっかりまとめて、みんなに伝えてほしいと思います。考え合ってほしいと思います。結論は後に(中学校以降)持ち越していいでしょう。 その時代や人物について、わかっている事実からイメージする、見学をはじめとする調べる活動や体験活動はそれを進めるために、本当に大切です。できるだけイメージを豊かにすることを通じて、6年生のみんなが「歴史学習はおもしろい」と感じるようになってくれることを願っています。人の思いや願い、努力や苦労等を考える学習を通じて、自らの考える力、判断する力などが高まることにきっとつながると思うからです。
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