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2024/08/18

【南中散歩道】お米(稲)

| by 南中HP管理者
暑い中、田んぼを眺めているとお米(稲)がたわわに実っていました。


お米(稲)の原産地は約1万年前の中国長江流域の湖南省周辺地域と考えられています。日本への伝播についてはいろいろ諸説があります。中国などから九州西北部をはじめとして地域に縄文後期~弥生時代早期にあたる紀元前11世紀~紀元前9世紀くらいに伝播されたと考えられています。初期の稲作は用水路などの栽培環境が整備された水田ではなく、自然地形を利用する形態で低湿地と隣接する微高地を利用していたとされています。現在日本で栽培されるイネは、ほぼ全てが温帯日本種に属する品種です。風媒花であり自家受粉をします。農業上、種子として使われる籾は、生物学上の果実で、玄米を籾殻が包んでいるものです。白米は、玄米から糠(ぬか)層、胚など取り除いた、胚乳の一部です。またお米には有色米もあり、黒米、赤米、緑米などがあります。
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