歩いていると木にどんぐりの実を見つけました。


ドングリ（団栗）広義にはブナ科の果実の俗称です。このドングリはブナ科のマテシバイ（花が咲いた後翌年の秋10月頃に熟します）と思われます。ドングリは果実（堅果）です。どんぐりの殻斗（一番外側の固い皮）とそのすぐ下の渋皮（しぶかわ）の内側の大部分が種子となっています（体積・質量の大部分は種子）。どんぐりから芽が出て、樹木へと育ちます。多くの動物がドングリを食用にしています。ムササビ、ネズミ、カケス、ツキノワグマの主要な食料です。またイベリコ豚の重要な飼料としても利用されています。人間とドングリの関係では、縄文時代の遺跡の貯蔵遺構からドングリが発見されており、渋抜きをして食用（ブナの実やシイ類など）にしていたと考えられています。

【注意】野草や果実など、美味しそうに見えても食するときは、必ず専門家や家の人に判断してもらい食べるようにしましょう。毒がある野草や果実もあるので注意しましょうね。