満潮時の霞ヶ浦緑地でカニに出会いました。


このカニはクロベンケイガニと思われます。歩脚には剛毛が密生して、蟹の背中の甲羅は幅が４0ｍｍ、高さが３０ｍｍあり、ゴツゴツとしています。ゴツゴツした感じが武蔵坊弁慶みたいだからベンケイガニと呼ばれているそうです。河川下流域～河口域、沿岸部の草地、湿地、土手等に穴を掘って生息します。土手沿いの道路や周辺の田畑にも現れます。放仔（カニやエビの雌が、孵化ふか直後の幼生を水中に放つこと）の時期は5～6月頃になります。肉食傾向の強い雑食性で、死んだ魚や貝、小型のカニ、捨てられた肉やご飯粒等も食べりようです。