歩いていると竹が枯れているのに気づきました。よく見ていると竹の枝先にたくさん細いものがついていました。
これは竹(ハチク:淡竹)の花と思われます。
タケ類は数十年に一度開花するという特異な生活史を持っています。しかし、長期の開花周期であるため、開花に関する情報・研究事例はまだまだ少ないのが現状のようです。ここ数年、120年に一度開花するというハチクの開花期に突入したと思われ、全国で開花が見られるようになっています。開花後竹林全体がかれるようです。ハチクは開花しても種(たね)ができません。しかし、地下茎は枯れないものもかなりあり、地上部分は枯死しても再び地下からタケノコが出てくるのだそうです。代わりにタケノコが伸びることで、竹林が再生されるのです。