司書の服部さんからの2月の本の紹介です。
今年度も残り少なくなってきました。
3年生は今月21日が最終返却日になっています。
本を借りている人は忘れずに返してくださいね。
(1,2年生は3/13まで)
3年生のみなさん、中学校生活はいかがでしたか?
ちょっとしたことでも、落ち込んだり笑顔になれたり、
気持ちの変化の多い3年間だったことでしょう。
本は、そんなあなたの気持ちに寄り添ったり、そっと背中を押してくれたりします。
これからも、そんな本との出会いがありますように。
『リボン』
草野たき/著 (ポプラ社)
亜樹の卓球部には、卒業式に先輩から制服のリボンをもらう伝統があります。
しかし亜樹が池橋先輩にもらいに行くと、あっさりと断られてしまいます。
池橋先輩は、彼氏もいないし一度も公式戦で勝てていません。
でも、純粋に卓球がやりたくて入部したうちのひとりでした。
それから一年後、亜樹は同じように後輩に声をかけられる立場になります。
さて、亜樹はどう答えるのでしょうか。
中学最後の一年間を、迷いながらも一生懸命に過ごした日々が描かれています。
『十年屋』
廣島玲子/作 佐竹美保/絵 (静山社)
大切で、捨てたくないもの。捨てられないもの。
そういうものを一年の寿命と引きかえに預かってくれる「十年屋」。
十年たったら、引き取りに来てもよいし、そのまま店に渡してしまっても構いません。
小さい頃に捨てられそうになったぬいぐるみ。
大好きな幼なじみのために作った雪だるま。
時を経て、その宝物に対する気持ちはどう変わっているのでしょうか。