昨日と今日の2日間かけて1年生の理科の授業で、日本アエロジル株式会社の方をお招きし、企業連携授業を行いました。
日本アエロジル株式会社さんは様々なものを製造していますが、この授業では疎水性の超微粒子シリカという粉を使っていくつかの実験を行いました。
一見すると塩や片栗粉のような白い粉ですが、粉が入った容器を振ると、液体のように揺れ、水を入れるとどれだけ振っても混ざりません。生徒も思いっきり振っていましたが混ざることなく分離したままでした。
では、調理器具のミキサーに入れて混ぜると・・・・・・。 あら不思議。水が消えたように見え,サラサラしています。
その粉を生徒のが自分の手のひらに乗せてもらって、粉を指で押すと・・・
水が出てきました。
水をはじく性質(疎水性)を利用して、ヨーグルトの容器の蓋などにも使われていることを紹介してもらいました。
指にこの粉をつけた状態で水の中に入れると、水の周りに空気の幕ができて指は濡れないといった不思議な現象も体験しました。
最後に、水をはじく性質を利用したちょっとした玩具を作りました。
シャーレのような丸いガラス容器に立体的なシールを貼り、そこにこのシリカを吹き付けた状態で、水を垂らすと、水が丸い球体になって容器を傾けるとコロコロと転がります。
生徒たちは、「水玉が分離した」「合体した」などちょっと不思議な水の状態と動きに興味津々で動かしていました。
直接私たちに届く商品をつくられているわけではありませんが、生活を便利に、豊かにすることにおおいに関係していることがわかりました。
日本アエロジルのみなさん。ありがとうございました。