【南中散歩道】春の七草?~ホトケノザ~昼中は少し暖かみが感じるようになる日がでてきました。そんな中、ピンクのつぼみを付けた野草が目に入ってきました。この野草は「ホトケノザ」と呼ばれています。
ところが「ホトケノザ」といっても、春の七草に数えられる「仏の座(ほとけのざ)、コオニタビラコ」とは異なり、「サンガイグサ」という別名を持つ野草です。成長した際の高さは10~30cmぐらいになります。
葉は対生で、縁に鈍い鋸歯があります。花期は3月から6月で、上部の葉脇に長さ2cmほどの紫で唇形状の花をつけます。
「ホトケノザ(サンガイグサ)」は、春の七草の「ホトケノザ(コオニタビラコ)」とは違い、食用ではないので注意が必要です。ちなみに、こちらが春の七草の「ホトケノザ(コオニタビラコ)」です。
くれぐれも間違えて、食べないようにしてくださいね。
【おまけ】
2月22日(水)の夕刻の西の空に、うっすらとお月様が現れました。
月の斜め上の方に、輝く星が確認できます。おそらく、金星と思われます。
「春もやや けしき調(ととの)う 月と梅」芭蕉長い冬が過ぎ去って、梅が咲き始めた。それだけでも十分春を喜ぶのだが、加えて月も出た。これで早春の役者は十分にそろったのである。
おぼろに霞む月の光と梅の花のほころびに「春」、「梅」と季語が重なり、更に「月」まで加わっていて、季語が3つある芭蕉の一句です。