歩いていると茂みの中に赤い実を発見しました。


この実はヘビイチゴ（蛇苺）と思われます。畦道や野原などの湿った草地に自生し、群生しています。アジア南東部と日本全土に広く分布しています。花期は春から初夏にかけて4～ 6月です。葉のわきから顔を出すように黄色い花を付けます。花は直径1.5cm ほどで、花弁の数は5枚ですべて上向きに咲きます。花後に光沢のない花床が薄紅色の球状に膨らんで、その上に皺の多い小さな果実（痩果）が多数つき、イチゴに多少似たものがなる。このようなつくりをイチゴ状果とよび、偽果ともいいます。毒は含まれないので食用可能ですが、スポンジ状のぼそぼそとした食感で、あまり味が無いため食用（特に生食）には好まれないようです。

【注意】野草や果実など、美味しそうに見えても食するときは、必ず専門家や家の人に判断してもらい食べるようにしましょう。毒がある野草や果実もあるので注意しましょうね。