例年、南中学校の校長は三重県立四日市工業高等学校の学校関係者評価委員を務めさせていただいています。
12月17日にその委員会の一環として、四日市工業高校全日制2年生の進路ガイダンスを見学させていいただきました。
中学校より広い体育館に全日制の2年生全学科の生徒が集まってきました。
内容は進路ソリューションカンパニー「株式会社さんぼう」の方からの「高校卒業後の『将来』を考える」という題材のお話でした。
最初に、「今の高2の生徒の推定平均寿命はいくつか」という話から始まりました。厚生労働省の予測では、なんと107歳だそうです。現在の仕事の定年である60代からまだ40年生きるといことは、現在の仕事の仕方から変えていく必要があることや、毎年日本の人口が80万人減少し、少子化が進んでいくに伴ってより、人手不足が深刻化することなどがグラフなどを通して示されました。
それを補うために、ロボットやAIが今よりさらに進化し、繰り返し作業や単純な作業の仕事は人間でなくても済むことに伴って、これから仕事に対して求められる能力がより高度になってくるということが説明されました。
そんな世の中を生きていくために、これからつけるべき力や、この後の高校生活をどう過ごすべきかを話され、前半が終了しました。見学させていただいたのは前半のみでしたが、後半は高校内に企業や大学のブースが設けられて、それぞれ生徒が目的のブースを巡るそうです。
お話の途中で、周りと相談する時間や、考えを発表する時間もあり、生徒のみなさんはメモを取りながら真剣に参加していました。
今の中学生が大人に世の中もさらに変化していくでしょう。