11月16日(土)、三滝中学校の武道場にて「神前柔道教室50周年記念式典」が行われました。
「差別や偏見をなくすために、自分も何かしたい」「人と人とが互いを大事にし合う子どもたちを育てたい」「子どもたちにできることをしたい」という、設立当時の若者たちの思いが今日までつながり、50年を迎えたということです。三滝中の武道場では、夜間に神前柔道教室中学部として練習が行われています。
記念講演として、三滝中学校の岡本さおり先生が「伝え続けること」と題して、お話をされました。みなさん、知らないかもしれませんが、岡本先生は国際大会、アジア大会に日本代表として活躍した偉大な選手で、ブルガリア国際大会においては、チャンピオンとなり金メダルを獲得したのです!今回の講演では、その金メダルや日本代表の柔道着も披露してくれました。
さまざまな大会で活躍してきましたが、その裏側ではすごく苦しい思いをしていました。しかし、どんなに苦しいときも、「自分で決めたことは最後までやりきる」という信念で努力を止めなかったという半生が語られました。そして、それは振り返ると神前柔道教室の教えであり、大切に伝えられてきたことにつながっているというお話でした。
小学生、中学生、高校生が集まり、皆の励みになりました。これからも「人を大切にする」という教えがつながっていくことだと思います。