図書室では、みなさんからよく「怖い本はありますか」という質問を受けます。そこで、怖さが余韻として残る本、ひたひたと見えない怖さがにじみよってくるような和製ホラー、ホラー映画やゲームなどでおなじみの怪物や妖怪が登場する本など、いろいろな怖い本をそろえてみました。
『お面屋たまよし』 石川宏千花/著 (講談社)
お面を売って全国を渡り歩いている面作師の太良(たいら)と甘楽(かんら)。二人は時おり裏の屋号を使って妖面を売っています。妖面をつけると「なりたい姿になれる」のですが、もし面をはずせなくなったら、荒魂化し人ではなくなってしまいます。
危険な妖面をつけてでもなりたい姿とは?面がとれなくなった人の末路は?短編形式で読みやすいです。
『影との戦い ゲド戦記 1』アーシュラ・K.ル=グウィン/著(岩波書店)
アースシーという架空の世界を舞台にしたファンタジー小説「ゲド戦記」シリーズの第一巻です。12歳の少年ゲドは魔法の才能があり、学院で魔法を学んでいました。ある日、ゲドは自分の才能に得意になって、禁じられた呪文を使い自らの「影」を呼び出してしまいます。
新しい本が入っています。SNSで話題の本やみなさんからリクエストがあった本もあるので、ぜひ見に来てくださいね。