論理的思考力向上推進校としての一人ひとりの教員が提案授業を実施しています。今回は家庭科です。思考のポイントは「比較する」と「多面的にみる」です。

①調理実習の学習を終え、今回の学習のテーマは調理の準備段階である買い物です。


②まずは場面設定。野菜炒めを作ることになったあなたは家の冷蔵庫を覗くとキャベツとベーコンが足りないことが解りました。お金をもって買い物に行きます。


③実際の店に行けば売っているキャベツは1種類ではありません。一玉で売っている場合もあれば、カット野菜もあります。複数個セットの特売品もあります。


④この学習の一つ目の思考ポイント「比較」です。この教材は商品を表からも裏からも見ることができ、必要ならアップにしてその鮮度を調べることもできます。こうして、商品を比較し自分がどの商品を買うのかを検討します。


⑤値段、産地、今日必要な量、新鮮さ、SDGｓの視点などなど・・・。どの野菜を買っても正解なわけですが、どんな考え方に基づいてその結論を導きだしたのか？自分にとっては何が大切に感じて買うのか？を意見交流し、他の人の考え方を聞くことで視野を広げていきます。


⑥⑤の交流でそれぞれの野菜を購入する理由について「多面的」な見方に立って考えることができることをまとめていきます。自分では気付かなかった理由や見ていなかった情報についても、協働的に学ぶことで思考力が深まっていきます。