昨日は下校時刻を狙い澄ましたような雷雲の到来で、生徒たちは３０分近く校内で待機となりました。その後は、職員で下校の様子を見守りましたが、近年のゲリラ豪雨的な雨の降り方には、生徒たちの安全を守る立場として頭を悩ませます。ところで雷と稲妻の違いを説明できますか？国語科的には雷といえば夏を表す俳句の季語ですが、稲妻は秋の季語です。秋に実らせる稲からそのようになったそうです。さて、今日は２年生の国語の授業をご紹介します。国語の授業の中で文法は、人気がない項目の三本の指に入ってしまうことはよくある話です。テーマは「自立語・付属語＆活用のある・ない単語について、それぞれどのような特徴があるのか」です。例文の中から、自立語に共通する特徴、付属語に共通する特徴を探し出します。自分で考えたら班で意見を交流させ発表します。また、活用のある単語、ない単語についても同じように考えます。この授業は一見、文法の学習をしているように見えますが、教員のねらいは「論理的に説明できるかどうか」。自分たちが見つけた特徴を、いかに他者に筋道を立てて、理解しやすいように表現できるかがミソです。その例文として、ハンバーガーを説明させていました。サンドイッチでも、ホットドックでもない、ハンバーガーだけの特徴をいかに誤解を生まないように説明できるか？そのためにはハンバーガーを多角的・多面的に分析しなければいけませんし、その結果を適切に伝えられる語彙力が必要になります。これからの社会を生き抜いていくために身に着けておくべき必要なスキルだと考えます。