「四日市市の子どもたちの学力・学習状況や生活状況は?」が三者懇談会で(学年によってはそれ以前に)配付されました。三者懇談会で受け取るたくさんの書類、自宅に戻ってゆっくり目を通す時間を作るのは大変ですが冬休み期間中に、また、来年(度)に向けてお子さまと学習に取り組む姿について話し合う機会を持つ際に、一緒にこちらの資料を活用いただけるのではないでしょうか?
キーワードは「自分でできる」です。Society 5.0の時代をむかえるにあたり、これまでのように与えられた課題に取り組む学習方法だけではこれからの未来を生き抜いていく力とはなりません。自分で見通しを持ち、自分で方法を選択し、自分で取り組む家庭学習が求められています。学校でもそのような力を育むために、授業のあり方を変えていっていることは本ホームページでもたびたびご紹介させていただいています。
三者懇談会や学校評価の中で、宿題をたくさん出してほしいというお話を聞くことがあります。小学校では家庭学習の習慣をつけさせるために、漢字や算数ドリルであったり、音読であったりを行い保護者の皆様にも協力頂く機会も多いかと思われます。中学校の学習でも一定の期間をかけて取り組む課題を出す場合もありますが、多くの場合、日頃の予習・復習が家庭学習の主となり、毎日先生に提出する小学校のような宿題は本当に少なくなります。
中学生になったら与えられる宿題が減る分、学習の見通しを持ち学習方法を選択し、自分で取り組む学習への転換が求められます。今はタブレットの中にドリルアプリが入っており、自分の力に合わせて学習を進めることができます。教科書を読んでわからないことがあれば、インターネット検索を活用して事前に予習して授業に向かえば、教室での理解はさらに深まることとなります。数学などある程度繰り返し取り組むことで学力が向上すると考えられる教科でも、教科書・ワーク類に加え四日市市が貸与しているタブレットのL-Gateからは様々な学習アプリにつながることができ、復習に利用できる問題もたくさん準備されています。
生徒それぞれにとって必要な学習量は違います。「個別最適な学び」が求められている今、お子様一人ひとりに求められている家庭学習のあり方について、2学期の通知表とこのリーフレットを使いながらお話しいただくのはいかがでしょうか。