今日の５限目には、本校のＯＢである音楽家の半田カーイオ様をお招きして、西笹川中オリジナルソング「また逢えるその日まで」の合唱練習を行いました。半田様はブラジル出身で、昨年本校のキャリア教育講演会のゲストティーチャーとして来校していただき、多文化共生の視点からお話しをしていただきました。その時に、半田様が作った「西笹川中学校オリジナルソングについて、何とか歌い継いでいってもらえないものか。」という永年の夢がこの度実現し、半田様にも感動していただきました。
　本校は外国にルーツをもつ生徒が約４割通っていることが特徴の学校で、半田様が卒業するときに仲のよかったペルー出身の友達が母国に帰国するということから、「もう本当に会えなくなるんだ。」という熱い想いが湧き出てきたときにこの歌が生まれた、というエピソードも話してくださいました。
　はじめに、３年生が合唱を披露し、このエピソードを聴いてから全校で合唱をしました。歌詞に想いが重なり、また生徒全員で歌う歌声は心がジ～ンとくるほどの出来栄えでした。
　最後の「忘れないでほしい、心はつながっていると、いつかまた逢えるその日まで」でという歌詞で閉じるこの合唱は、卒業式の「式歌」にもなりました。３年生のみなさんには、半田様から教えていただいたことやたくさんの思い出を込めて、感動的に歌ってほしいと思います。