保護者の皆様や児童代表として参列する6年生,さらには来賓の皆様が見守る中を,真新しい服装に身を包んだ127名の1年生が,担任の先生に導かれながら,お行儀よく会場へと入場してきます。その後も何度となく繰り返される「立ちましょう」「座りましょう」といった慣れない儀式的な振る舞いにも,式の終了まで頑張り抜こうとする健気な姿は,同席した教職員を驚かせるに余りあるものでした。
そんな1年生を前に,校長として,学校生活で一番大切な「わかりません。」の言葉を,いつでも堂々と言えるようになることで,誰もが安心して,あらゆることにチャレンジできるようにとの願いを込めました。この後も保護者や来賓の皆様へのご挨拶を続けましたが,そうした私の話が終わるまで,宙に浮いた足さえも,決してふらつかせることなく,じっと姿勢を保って聞いている態度は実に立派で,何かしらピンと張りつめた“やる気”のようなものが感じられました。
続いて,来賓を代表してお話しくださった,PTA会長様をはじめ,ご臨席の皆様からのお祝いのメッセージに,その都度「ありがとうございます。」と気持ちのよいお礼で応えることができました。
最後は,代表児童の心温まる歓迎の言葉と,6年生による合唱『ビリーブ』で1年生の入学をお祝いしました。