今回は,震度6の地震を想定した避難訓練を行いました。“緊急地震放送”の合図とともに,各教室では第1次避難(机の下にもぐり,天井からの落下物から体を守る)の体勢に入ります。続く「大きな揺れ(地震)が収まりました。」の合図で第2次避難(防災頭巾をかぶり,避難経路に従って運動場に移動)を行いました。
1学期の火災訓練と同様に,この日も運動場に整列してからの子どもたちの態度は大変立派で,各先生の指示のとおりに素早く整列するとともに,全員がそろうまで静かに待ち,人の話を黙って聞くことができました。その一方で残念に思われたのは,避難途中での話し声です。もちろん,大多数の子どもたちは,避難時の約束である“おさない,はしらない,しゃべらない,もどらない”の「お・は・し・も」を守って訓練に参加しています。だからこそ,ほんの一部の人たちのそうした無責任な言動が心配になって仕方がありません。
確かに,「震度6」と言われても,いつもと変わりのない状況下で避難するのですから,気の緩みのような雰囲気が漂うのは否めません。であれば,なおさら事前の学習(訓練の目的や方法等の確認)を通して,具体的なイメージを描き,緊張感を持続させる姿勢がなければ折角の訓練が台無しです。次回の訓練では,ぜひとも今回の反省を踏まえ,まずは私たち職員一同が襟を正して訓練に臨みたいと思います。
なお,訓練の最後に「家族との待ち合わせ(避難)場所を知っている人?」と全校児童に尋ねたところ,手を挙げられたのは半数強といったところでした。今一度,ご家族でご確認ください。