大矢知興譲小学校体育館で，恒例の「観劇」が行われました。今年は，劇団風の子中部(岐阜市)をお迎えし，“かぶとやま大騒動”の演劇を楽しみました。

　このお話のあらすじは，最近弟が生まれ，なんとなく寂しい思いをしている小学５年生の修一と，一人っ子で毎日塾とお稽古ごとで忙しく，遊ぶ時間もない同級生の直人の二人の少年が，カブトムシがたくさん捕れる秘密の木のある「かぶとやま」にでかけます。かぶとやまのクヌギの木の下で虫捕りに夢中になっていた二人は，どこからか聞こえてくる不思議な声に導かれ，いつのまにか昆虫の世界に紛れ込んでしまいます。

　昆虫の世界では珍しい人間の子として捕まってしまった二人。かぶとやまに少しずつおとずれている変化や，昆虫たちの争いなど，この虫たちの繰り広げる不思議な世界で，二人の少年は，相手を思いやることの大切さや，虫も人間も自然の中で生かされていることに気づかされるというものです。

　子どもたちは，劇団の皆様の迫真の演技に，誰もが魅了されました。