今日は教員対象の公開授業を6年2組で行い、人権問題について教員も児童もともに学びました。
題材は江戸時代、『解体新書』を著した杉田玄白のエピソードです。
スクリーンに映されたのは、杉田玄白が人体を解剖しているときの様子を表した絵。杉田玄白はそばにいて、実際に執刀しているのは「虎松の祖父」と呼ばれるおじいさんです。
黒板に表示された課題は「近代医学の発展に貢献した人々の生き方から自分の生き方をみつめよう」。
「虎松の祖父」は、当時差別を受けていた立場の人であると伝えられています。でも玄白はそばに寄ってきて、あれこれ質問をした。そういう医者は珍しかった、という記録も残っています。
6年2組の児童には、杉田玄白になったつもりで「虎松の祖父」への思いを発表してもらいました。
積極的に自分の考えを発表していきます。黒板もあっという間にいっぱいに。
これで人権学習は終わりではありません。今日の授業ももとにして、さらに歴史にも差別の実態にも迫っていきます。