本日は、津市の反差別・人権研究所の原田朋記さんにお越しいただき、5年生と6年生に講演していただきました。
11月13日の運動会がもし雨天延期となった場合、13日は別の講師による人権講演会も予定しています。秋は学習の深まりとともに、気候もよいので、このような講演会を各校が企画する時期でもあります。
さて、原田さんは社会にあるさまざまな差別を知る入口として、コロナ陽性者への偏見について語られました。
医療従事者をはじめ、宅配業者の方にまで、コロナ関連のさまざまな偏見が生まれているケースもあるとの話に、子どもたちも真剣に耳を傾けます。人に対して自分のものさしをしっかり持っていないと、偏見や差別につながるのではないかという問いかけです。
さらに、差別を見て見ぬふりをしたり、無関心であることも、実は差別がなくならない一因であることを教えていただきました。
自分のものさしで考えて、正しいと思ったら行動すること。今日一日だけでは、心がまえはすっかり変わらないかもしれませんが、このような機会を通じて、子どもたちの頭の中に、差別や偏見を見極めるアンテナを伸ばしていきたいと考えています。