修学旅行から一夜明けて、今日の六年生の朝の様子です。学習に集中して取り組めています。
それもそのはず。修学旅行の「修」は「おさめる」「フィニッシュする」という意味があります。6年間を「おさめる」時期にさしかかっている6年生は、疲れたからといってぐったりする姿は見せずにがんばっています。
旅行中、どのような学びの姿があり、6年間の学習がどのようにつながっているかに注目して振り返りたいと思います。
まずは人の話を聴くということ。
ホテルに着いて、代表がホテルの方にご挨拶する時も、聴く児童の姿勢は崩れていません。
2日目にホテルを去る時の挨拶でも、全員が気を抜くことはありませんでした。代表の挨拶内容も十分な声量でしっかり伝わりました。
ホテルでは夕食後に俳句コンテストが開かれました。
伊賀上野で作って投稿した俳句は、個人部門で57作。
これまでの言葉の知識と力を総動員して、相当レベルが高いコンテストでしたが、トップ3に選ばれたのがこちら。初句は必ず「伊賀の秋」で始めるのが条件です。
・伊賀の秋 心をこめて 紐を編む
・伊賀の秋 日かげの寒さ 身にしみる
・伊賀の秋 歴史とともに 冬を待つ
甲乙つけがたいのですが、伊賀上野出身の稲森教頭の最終裁定により、順位をつけて表彰しました。
続いて、部屋別対抗で、全25部屋から投稿があった団体部門。初句は「秋きたる」です。トップ3は・・
・秋来る 伊賀の盆地に 霧かかる
・秋来る もみじはなやぐ 葉の宴
・秋来る 木から飛び立つ もみじかな
2位までの部屋には全員に伊賀グッズを。3位のグループは本来は表彰対象ではなかったのですが、特別に「どこでも貼りつく忍者マグネット(写真は宴会場で贈呈を待機している忍者の様子)」が贈られました。
審査員泣かせの言葉の使い手がたくさん。盛り上がったコンテストになりました。
2日目最後の志摩スペイン村では、男女の協力体制もしっかり。ジェットコースターに乗れない人のことを考えてバルーンに乗ったり、ほほえましい光景がそこかしこに見られました。