4年生の社会「くらしの中に伝わる願い」の学習を深めるため、
市役所シティプロモーション課、鯨船保存会の方に来ていただき、四日市・富田に伝わる祭り「鯨船」について話をしていただきました。
・鯨船は200年以上前の江戸時代から伝わっていること
・ユネスコ世界文化遺産に登録され、将来に向けて伝えていっていること
・漁師が鯨をとっている様子を祭りにしたこと(全国でも四日市と富田など9つしかないしかない)
実際に保存会の方に話をしていただき、新たに知ることができました。
富田には、鯨船の昔話が伝わっています。
漁師が鯨をとろうとする→鯨の子どももとってしまう→神様の祟りで魚がとれなくなる→漁師たちが鯨はとりませんと約束する→漁師が祭りで鯨をとることをお願いする→魚がとれるようになる。
鯨を幸せの象徴として、海の安全を願って鯨船という祭りが行われています。
船の上での祭りの振りつけ(はたしのおどり)も教えていただきました。
「やさねーえ そら よした よした よした」
「ホラ やさねーえ そら よした よした よした」
そんな鯨船ですが、少子高齢化の問題で、富田の人だけでは祭りが成り立たない状態です。祭りの技術、飾りや彫刻、刺繍を伝承していく人が減っていく問題もあります。
四日市の誇る祭りを次世代につなげていくことも大切なことだと学びました。
シティプロモーション課、鯨船保存会の方々、ありがとうございました。