１０月２日　奉仕作業の後、３・４時間目にPTA主催の「子どもの未来を語る会」を開催しました。
今年は講師に子どもの本専門店「メリーゴーランド」の増田喜昭さんに来ていただき、「大人はなぜ子どもに本を読めというのか」というテーマでお話をしていただきました。

大人になると物語を読んでも「こんなの作り話」と思ってしまいますが、9～10歳は扉をあけて自分で冒険の世界に入っていく、本との出会いにとても大切な時期だそうです。本を読むのに必要なのは「そうぞう力」（「想像」ではなく「創造」）。読書を通じて読者と作者が作りだしていくものだそうです。
４７年間本を通じて子どもや親ごさんたちに接する中で今感じられているのは、親は子どもに手を加えすぎ、ということ。増田さん曰く「盆栽を育てているのとは違います。」
大人は、困ったことがあれば子どもに聞けばよい、手出しをふみとどまる勇気をもつ、じーっと待つことが大切、というお話を伺いました。
子どもが本来持っている豊かな世界に改めて気づき、子育てを振り返る貴重な時間になりました。増田さんありがとうございました。