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2024/01/18

「私の折々のことばコンテスト2023」①

| by 教頭
<1月5日(金)付けの朝日新聞より>
中学生、高校生に募集を呼びかけ、心に響いたことばのエピソードを作文にした「私の折々のことばコンテスト2023」(朝日新聞社主催、朝日中高生新聞共催、Z会、栄光ゼミナール特別協賛)に2万7962作の応募がありました(今回で9回目)。その中の一部を紹介します。
☆最優秀賞(中学生部門)☆
奈良県 智弁学園中2年:松田 一輝(いつき)さん
「今日一番たのしかったことは?」-母ー
 僕には、妹と弟がいる。夜寝るときは、3人並んで川の字だ。時々つまらないことで喧嘩(けんか)する。そんな日は、ちょっと不細工な川の字。
 この言葉は、布団に入った僕たちに問いかける母の言葉。「どんなに嫌なことがあった日でも、たった1つの楽しかったことを思い出して、今日を締めくくろう。きっと明日は、もっといい日になるよ」。弟と競ったけん玉。妹が作ったスライム。似ていない友達のモノマネ。なんだか自然と顔がほころんでくる。
 そういえば、昔のえらい人が、「幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ」って言ってたっけ。
 明日が僕を待っている。

~「川」の字で寝る前の好きな時間~
 小学5年の妹、4年の弟と寝る前に楽しかったことを言う時間が好きです。左から妹、弟、僕の順で「川」の字で寝ます。2人は僕を「いっくん」と呼び、仲良しですが、喧嘩をすると、そっぽを向くので「川」の字が崩れます。
 寝る前にはしりとりやヒット曲の鼻歌イントロクイズで盛り上がり、「はよ寝ろ」とお母さんに言われます。お母さんが「今日一番楽しかったことは?」と聞くと、3人で我先に言う時もあります。お母さんの詰めた弁当の占いグラタンのカップの底に五つ星を見つけた日は真っ先に言いました。テニス部の試合で勝った時も話します。
 でも、時々誰も何も思いつかず、シーンとしている日もあります。お母さんはポジティブ。僕らの報告を聞いてうれしそうです。僕も将来、お父さんになったら子どもに一日で一番楽しかったことを聞いてみたいです。
13:45