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2023/07/11

かけがえのない『いのち』

| by 教頭
7月2日(日)付けの朝日新聞に、高校生:武内 悠真さん(東京都・15歳)から次のような投稿がありました。

「『いのち』の重み 私は知った」
 今年4月、こども家庭庁が発足した。子どもが健やかに成長できる社会に向け様々な問題を担当するというが、私が最も力を入れてほしいのは、子どもの自殺対策である。2022年、小中高生の自殺は514人と過去最高となった。なぜこれほど多くの子どもが死という選択をしてしまうのか。「いのち」とはそんなにも軽いものなのだろうか。
 私は以前ある病気にかかり、半年ほど大きな病院の小児科に入院したことがある。病棟には多くの子どもがいた。私より幼い子もいて、生命に関わる様々な病気を抱えていたが、皆一日一日を一生懸命に生きていた。私もその一人だった。半年間苦しいことばかり、時には死んだ方がマシだと考えることもあった。それでも私は生きた。生き続けようと必死にもがいた。家族や医師、看護師さんらの励ましも力になった。
 そして私はこの入院生活を経て、「生きる」ことの大変さ、素晴らしさを感じるようになった。「生きている」だけで私たちは幸運なのだ。しかし自殺はそんな幸運を一瞬で最悪なものに変えてしまう。絶対にやってはいけない。私たちはもっと「いのち」の重みを知るべきである。(終)

 「生きてるだけで儲(もう)けもの」、「私たちは生きているのではなく生かされている」という言葉があります。
 武内さんの言うように、「いのち」の重みを忘れたくないですね。そしてこの世に誕生できたこと、今生きている(生かされている)ことに感謝の気持ちを持ち続けなくてはいけません。

09:30