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2024/07/10

社会見学に出かけました。(5年生)

| by 水沢小HP管理者

本日、5年生は四日市公害と環境未来館(そらんぽ四日市)へ社会見学に出かけました。最初にガイダンス映像を見ました。職員の方から「これからの未来は環境がどうなっていくか?」といった質問がありました。「地球温暖化で空気が悪くなる」「将来は地球に住めなくなる」「仕事がどんどんAIに変わっていって仕事がなくなる」といった理由で、環境が悪くなると答えた子が多かったですが、「AI技術が進歩し、便利なものができてくる」といった理由で、環境が良くなると答えている子もいました。その後語り部さんから四日市公害についてのお話を聞きました。コンビナートが国の産業政策の中で作られていったことやぜんそくの症状が出て、呼吸がうまくできず、苦しんだ人がたくさんいたことを教えていただきました。当時、コンビナート近くに住んでいた小学生の様子や四日市公害を裁判に訴えた人たちの話も伝えていただきました。四日市公害を題材にした「ソラノイト」という漫画や「四日市・死の海と闘う:岩波新書」も紹介していただきました。NHKテレビ「アンビリバボー 死の海を救え~人生の決断~」という映像があることも紹介していただきました。四日市公害で、国に対して声を上げていった人たちがいたからこそ今の四日市があり、他のコンビナートがある地域にも影響を与えていったことを話していただきました。

最後に環境未来館へと移動し、展示を見学しました。モニター映像やミニシアターがあって、子どもたちはボタンを押しては興味のある映像を選んで見ていました。現在の大気汚染濃度(亜硫酸ガス濃度変化)についても、年度ごとの測定値を教えていただき、興味を持って学んでいる子がいました。解説員や語り部の方に、積極的に質問している子たちがたくさんいました。

自分から興味・関心を持って質問していくことは、学習を深める上で、とても大切なことです。本日は1965年ごろの塩浜小学校の教室をイメージした「研修・実習室」にも入れていただき、子どもたちは興味を持って掲示されているものをながめていました。うがい場を再現した場所もあり、立ち止まって見ている子もいました。本日は、見学する時間が限られていて、充分に見学を見て回ることができなかったかもしれません。これをきっかけに、保護者の方に連れてきてもらって、いろいろな話をしながら見て回るのもいいと思います。


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