
5年生の教室では、国語の 文学教材の音読をする時間でした。
声の高さ、表情、強さ、速さ、間の取り方などを工夫するという学習課題でした。
子どもたちの教科書を見ると、高い、速く、などと書き込んでありました。
最初は、一人ひとりで「めいめい読み」をして、どのように読むのか試しながら読んでいました。
しばらく教室を離れて、再び教室に戻ってみると、今度はグループで、4場面の音読をするように担任の先生から促され、「一文読み」をしていました。
あるグループの様子をずっと見聞きしていました。
とても上手な音読です。
ただ声に出して本文を読んでいるのではなく、書かれている叙述からその世界を読み描きながら音読をしているように感じました。
読み終わると、グループで「ここはさあ、〇〇だから、高く読んだんだけど・・」という話をし、内容にも触れながら話をしていました。そのグループの中に、初めは、教科書にあまり書き込んでいないと言っていた子もグループで読んだことで、友だちの音読を聞き、様々なことを感じ取り、音読の工夫も聞くことで、最後にはたくさんのことを学んだと話してくれました。
1時間の中での学びの様子がとてもよく伝わってきました。