12月23日(月)、2学期の終業式を行いました。冬季休業は12月24日(火)~1月7日(火)までです。なお、12月28日(土)~1月5日(日)まで学校閉校日としますので、ご理解、ご協力をお願いします。
校長からは次のような話をしました。
一昨日は一年で最も昼間の時間が短くなる冬至でした。太陽が生まれ変わる「一陽来復」とも言われます。これからもっと寒くなっていきますが、少しずつ日が長くなります。そして今日で2学期は終わりです。みなさんお疲れ様でした。2学期の最後に「協力する能力」について話します。2学期には大きな行事がありました。
体育祭は予定よりも2週間ほど遅らせた10月に行いました。体育祭には、仲間との協力が必要な団体種目があります。
文化祭は暑さも去った11月に行いました。文化祭にも仲間との協力が必要な合唱があります。また、研究発表、平和学習の発表でも協力が必要です。
学習についてはICTが発達し、一人でもできる時代になってきました。それでも、一人よりもペアやグループで協力して学ぶ方が、理解が深まり、考える力も高まると思います。
ところで、何度か話していると思いますが、人間は個体としては弱い生物ですが、お互いが得意なことを活かして分業することで、個体数を増やしています。人間が協力するとき、いろんな能力が働いています。例えば、コミュニケーション能力やリーダーシップ、周りと仲良くできる力(協調性)、他人の気持ちを感じ取り共感する力(エンパシー)などが考えられます。これらの能力は、意識して練習したり、仲間と経験を共有したりすることで高めることができます。
それでは自分について振り返ってみましょう。コミュニケーションをとっていますか。周りと仲良くしようとしていますか。相手の気持ちに共感していますか。リーダーシップを発揮しましたか。2学期にはそのチャンスがたくさんありました。
冬至の日、一昨日の土曜日ですが、私は名古屋の大須教会に、本校のSDGs Talks1班の活動報告を聞きに行きました。商店街の小さな教会で、エチオピアの子どもの教育を支援する企画が行われていました。むすびめワークスの湯本さん、南山大学のみなさんの報告もあり、その中に「他人や世界の人たちの幸せを大切にする生き方を」というメッセージがありました。「他人の幸せを大切にする」ためには、人間が協力し合うことが必要でしょう。そして協力する能力は、他人だけでなく自分の目標を達成するためにも必要なものだと思います。これからも仲間と経験を共有し、協力する力を高めてくれることを期待しています。
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