3月25日(火)、令和6年度の修了式を行いました。


修了式の前に表彰伝達を行いました。内容は次のとおりです。
・四日市市スポーツ協会長杯卓球大会 中学男子ダブルスの部 3位
・バスケットボール1年生大会D1リーグ 準優勝
・第45回三重県小中学校書初め展 入選3名 佳作13名
・第58回三泗小中学校書写展覧会出展 5名
・第61回三泗小中学校美術展覧会出展 17名
また、年度末の定期異動で3月末に離任する職員について、離任式を行いました。異動内容は文書で改めてお知らせします。
修了というのは「終わった」という意味だけではなく、その学年の学習に取り組み、「身に付けた」という意味があります。では、みなさんは学びを通してどんな力を身に付けたのでしょうか?3つあります。
1つ目は「知識と技能」です。昨日から空がかすんでいるのに気づきましたか?なぜなのか知っていますか?原因は「黄砂」です。黄砂を自然現象としてとらえると、理科の知識になります。黄砂がどんな現象なのか知るために、黄砂をどのように観測するか。これは理科の技能になります。みなさんは全ての教科で毎日、新しい知識や技能に出会ってきました。
2つ目は「教科の見方と考え方」です。黄砂の正体は何か?空気中の小さな粒としてとらえれば、「質的」に見ることになります。質的な見方と対になる見方は「量的」な見方です。つまり理科の見方とは「自然をとらえる視点」のことです。黄砂は「質と量」の視点だけでなく、「空間」的な広がりや「時間」の経過、つまり「空間と時間」の視点でとらえることもできます。理科の見方には他にも「共通性と多様性」などがあります。
3つ目は「学びに向かう力」です。自ら問いを立て、主体的に探究する態度や、仲間と協力して取り組む力のことです。各教科のP課題や総合的な学習の時間に発揮している力ですが、毎日の生活や人間関係においても大切な力です。
以上が学力と呼ばれるものの中身です。
また今日は、今日まで支え合い、助け合いながら、毎日一緒に学んできた仲間と別れる日でもあります。「この仲間と過ごせてよかった」と思える1年間だったでしょうか?
ときには意見がぶつかったり、気持ちがすれ違ったりしたこともあるでしょうが、それを乗り越える経験が、みなさんの成長には必要でした。だから、お互いに感謝の気持ちをもち、できればその気持ちを伝えてください。
今、「この仲間と過ごせてよかった」と思っている人は、誰もが楽しく安心して学べるよう考えながら、仲間を支え、助けることができた人に違いないと私は思います。
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