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2021/11/09

【3年生】道徳「家族の思いと意思表示カード」

| by 内部中学校教職員

今日の道徳の時間は教科書の「家族の思いと意思表示カード」という教材を読み、命の重さについて考え合いました。題材となっているのは「臓器提供意思表示カード」です。授業の最初に、臓器移植法という法律を中心に日本のこれまでの臓器移植の流れや、脳死とはどういう状態か、臓器提供意思表示カードについての詳細などを聞いた上で、教科書本文を読みました。本文は…家族の一人である姉が事故で脳死状態になり、脳死の場合も臓器を提供する意思を持っていることが確認された。父は姉の意思を尊重したいと言うが、母は臓器提供に反対。そして、中学生である妹が両親から意見を求められる…という内容です。


最初に父はなぜ賛成なのか、母はなぜ反対なのかを考え、それをワークシートにまとめた上で、班内で意見交流をしました。続いて、もし自分がこの中学生の妹なら、意見を求められた時にどう答えるかを、やはりワークシートにまとめた上で、これも班内で意見交換しました。多くの班で意見が分かれ、互いの理由を聞き合うことになりましたが、これまでの人権学習で学んだことは生かされており、「移植を待っている人のために臓器を使ってほしい」という考えに対して「家族の体をこれ以上傷つけたくない」という反対の考えが出ても、互いにうなずきながら耳を傾けていました。それぞれの考え方は自由であり、尊重されるべきだという、とても大切なことはすでに理解できています。

残り10分を切ったところで、日本の臓器移植の現状や世界との比較、臓器提供を待っている人の数について聞き、一方で「臓器提供はしたくない」という人の思いについても聞きました。自己評価を書いた後、「これからの人生の中で一人ひとりが、どうするべきかを考えていってほしい」と授業者が締めくくりました。「命というものの重さ」について真剣に考えた50分でした。


〈今日から中庭の花壇を整備して、花を植え始めました〉

21:31 | 3年生