1,2年生の人は、いよいよ明日から学年末テストですね。
力が出し切れるよう、良い準備をしてください。
さて、2月9日(火)に県立高校前期選抜が行われました。
検査の内容は、高校や学科によって違います。
実技テストを行う学科、面接や小論文、作文を課す高校もあります。
もちろん、学力検査を行う学科もあります。
国語、数学、英語の問題は三重県学校ネットワークのページで見ることができます。
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その中から数学の問題を少し取り上げます。
単元としては、1年生の内容ですが、3年生の内容まで広げられる問題ですので、時間があるときに考えてみると、おもしろいかもしれません。
【問題】
次の図のように, 1 辺に同じ個数の○が並ぶように正方形をつくる。
例えば, 1 辺に 3 個の○が並ぶときは,○が全部で 8 個必要で,1 辺に 4 個の○が並ぶときは,○が全部で12個必要となる。 このとき,次の各問いに答えなさい。
① 1 辺に 6 個の○が並ぶとき,○は全部で何個必要か,求めなさい。
② 1 つの正方形をつくるのに○が全部で 256 個必要となるとき, 1 辺に並ぶ○の個数は何個か,求めなさい。
このような問題では、図をかいたり、表を作ったりすることが効果的です。
1辺の○の個数 | 3
| 4 | 5 | 6 |
○の数の合計 | 8 | 12 | 16 | ? |
表を横に見ていくと、気づくことがありますね。
4ずつ増えていますね。なぜ、4ずつ増えていくか、説明できますか?
また、表を縦に見て、その関係に気づくことできますか?
そのときも4という数が出てきますが、その4の意味について説明できますか?
では、○が全部で256個のときは、どう考えたらよいでしょう?
いろいろな方法がありますね。
次の式は、どんな考え方で作った式か、分かりますか? ただし、1辺の○の個数をx個とします。
(1) 256÷4=64 x=64+1
(2) 2x+2(x-2)=256
(3) 4x-4=256
(4) 4(x-1)=256
(5) 4(x-2)+4=256
↑ここまでは1年生の範囲(一次方程式)
(6) y=4x-4 に y=256を代入
↑これは一次関数なので、2年生の範囲
(7) x^2-(x-2)^2=256 【^2は2乗のこと】
↑これは式の展開なので、3年生の範囲
ただ答えを出すだけではなく、
いろいろな見方や考え方ができるようになることで、数学の力が伸びていきますよ。
学年末テストが終わったら、考えてみてください。
別の考え方に気づいたり、疑問があったりしたら、数学の先生に声をかけてみてください。