2月7日、8日に県立高校の前期選抜が行われました。その時の国語、数学、英語の入試問題が発表されました。
前期選抜学力検査問題等(平成31年2月7日(木)実施)3年生のみなさんはもちろんですが、1,2年生のみなさんも一度目を通して、できそうな問題にはチャレンジしてみましたか?
さて、今日は数学の問題から次の問題を取り上げて、数学の面白さを探ってみます。
まだ学習していないかもしれませんが、これは1年生の内容です。
円柱の体積を求めます。(底面積)×(高さ)ですから、(3×3×π)×6=54π(㎤)です。
球の体積を求めます。体積の公式、覚えていますか?「
身の上に、心配アール、参上する」でしたね。これに当てはめると36π(㎤)となります。
「その差を求めなさい」ですから、答えは、54π-36πですので、18π(㎤) となります。
問題にはありませんが、底面の半径が3cmで、高さが6cmの円錐の体積を求めてみましょう。
円錐の体積を求める公式は、
ですから、これに当てはめると18π(㎤)となります。
つまり、(円柱の体積)-(球の体積)=(円錐の体積)となりました。
さらに、体積比を比べてみましょう。
円錐:球:円柱=18π:36π:54π=1:2:3となります。
これは、下のような半径、高さが同じ円錐、球、円柱の場合、体積比はいつも1:2:3になります。
別の見方をすると、円錐の体積の2倍が球の体積で、円錐の体積と球の体積を加えると円柱の体積になります。
不思議な関係ですね。