四日市市立山手中学

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三重県四日市市大字東阿倉川70



 学校教育目標 : 人間性豊かで、自分で考え行動できる生徒の育成
 めざす学校像 : 笑顔希望にあふれる学校
 めざす生徒像 : 美しいものに感じ、自分他者大切にする生徒
 

日誌


2015/12/25

ネット上の書き込みについて

| by 山手中     
先月から行方不明になっていた御浜町の中学2年生の女子生徒が、高知県で保護されました。
無事で何よりです。
ニュースによると、インターネット上で知り合い、やりとりをする中で今回の事件に至ったようです。
やはり、SNSの危険性を十分理解すると同時に、保護者は子どもの書き込みの内容等を管理するべきだと思います。

12月24日に、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)から、「2015年度情報セキュリティに対する意識調査」の結果が発表されました。

この内容から少し話題を提供したいと思います。
インターネット上への投稿理由は、10代では、「交流のため」(62.1%)、「楽しいから」(60.3%)と回答している人が6割を超えています。
中学生や高校生にとって、コミュニケーションのツールの1つとなっていることがわかります。

投稿の際の心がけについて、「他人や企業に迷惑をかけないないようにする」(48.2%)、「人の感情を害さない内容にする」(45.1%)、「正確な内容にする」(42.0%)、「責任が持てる内容にする」(37.1%)、「人に非難されない内容にする」(36.2%)、となっており、半数以上の人はあまり考えずに投稿しているようです。

投稿経験のある人のうち、悪意のある投稿経験者は10代では3割を超えています。
内容としては「下品な言葉を含む内容」(13.4%)、「他人や企業の悪口」(12.5%)、「さげすんだり、けなしたりする内容」(12.1%)、「他人の発言を非難する内容」(10.7%)、となっています。

悪意のある投稿の理由は、「いらいらしたから」(34.2%)、「人の投稿やコメントを見て不快になったから」(28.8%)、「人の意見に反論したかったから」(28.8%)、「人の意見を非難・批評するため」(17.8%)、「相手に仕返しをするため」(17.8%)となっています。
恐ろしいことに「特に理由はない/なんとなく」と回答した割合は19.2%となっています。
簡単に投稿できてしまうので、判断せずにやってしまうのでしょうか?

悪意のある投稿後の心理ですが、「何も感じない」と答えた人の割合は39.7%でした。
「問題になるか心配になった」(13.7%)、「やらなければよかったと後悔した」(9.6%)、「書き込んだ相手に謝罪したい」(2.7%)と答えた一方、「気が済んだ、すっとした」(34.2%)、「面白かった」(8.2%)、「小気味よかった」(5.5%)と回答しています。

大変恐ろしい結果と受け止めますが、みなさんはどうお考えになりますか?


冬休みはケータイやスマホを扱える時間が普段より多くなる可能性が高いです。
使い方について、お家で十分話し合っていただきたいと思います。
そして、お子様の書き込みの内容については、管理していただきたいと思います。

簡単に書き込みができてしまうので、安易に考えがちですが、ネット上の誹謗中傷は犯罪です。
投稿する前に、十分に考慮して下さい。
嫌な思いをする人が出ないように、そして、自分自身が犯罪を犯さないために。

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09:14