一輪車に水の入ったタライを乗せて畑まで運びます。 水には近くの中学校からいただいたちょっとこだわり の液を入れて。畑に着いて先ず水やり、葉っぱにかけ て、それから畝の土にも。こだわりの液の力が効きま すように!と願いを込めながら。それから草取り、 サツマイモの存在を脅かすような勢いの草・草・草、 「サツマイモさん、待ってて、楽にしてあげるから」 と、心で話しかけながら周りの畑より生長の遅いイモ をいたわるように草をとります。汗が額からにじみ、 そのうちに流れてポタポタ落ちる頃には、不思議に体は何となくその時の状況を受け止め慣れていっていることを感じています。心地よい−とまではいかないにしても、畑が気持ちよい環境になることへの期待感で満たされます。しばらくそんな体の感覚を感じていると、今まで感じられなかった、ささやかな風のそよぎに気づいて、体がホッとうれしさを感じます。そんなところで草取り終了。やはり、無理は禁物。心地よいところでキリをつけます。 夏季休業に入ると、サツマイモ畑への水やりと草取りが職員の日課になります。それに心を込めるのと込めないのとで、サツマイモの生長が違ってくるのです。二学期の食育を思い浮かべながら汗を拭きふき取り組んでます。 |
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