幼稚園のある笹川地域は、四日市市の多文化共生モデル地域となっており、多文化共生をテーマにした様々な取り組みが熱心に行われています。 日本の昔話に興味をもち、楽しく日本の文化や生活を知っていけるように、三重大の先生や地域の方々が中心となり、紙芝居の読み聞かせや子どもたちが折り紙で紙芝居の場面を作る活動を展開していただいています。「帽子のおじちゃん」の愛称で親しまれている元中学校の英語の先生が保育室に入ってくると、子どもたちは大歓迎で迎えます。年間を通して取り組んできた「かさじぞう」の紙芝居。今日は、紙芝居が完成し、それをもとにして、みんなで劇ごっこをしました。発表会が終わったばかりの子どもたちは劇に興味津々です。こうして、日本の子どもたちも外国にルーツをもつ子どもたちも、国を越えて関わり合い、喜び合い、互いのよさを知った生活をしています。これから日本はますますグローバル社会になっていくと言われています。笹川中央幼稚園の2年間は、どの子も「みんな違ってみんないい」という経験をし、心が大きく、太く育つ強みを持ち合わせています。 |
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