幼稚園より

 ☆自分たちで話し合って解決していく力☆2023.1.19
 思い通りにいかない時、意見がぶつかり合った時、自分はどのようにふるまえばいいか、自分の気持ちを大切にしながら、周囲の人の気持ちや出来事と折り合いをつけるにはどうしたらよいか、そのようなことを判断して行動することは、人が生きていくうえでとても重要です。「周囲と折り合いをつける」「人を思いやる」「集中する」「粘り強く取り組む」などの力は非認知能力と言われます。非認知能力は小学校以降の教科学習の基盤です。園では日常の遊びや生活を通してそれらを獲得していくことを大切にしています。

 ☆いろんなコマ回しに挑戦中☆2023.1.16
 その歴史は古く、平安時代にはすでにこまを使って遊んでいたという記録が残っているそうです。こままわしは、「物事や人生が円満にまわる」「子どもが早く独り立ちできる」ことを願ったものだと言われています。こまを地面と水平にするために投げる角度を調整したり、手首を柔らかく使い、最後には紐を引くという動作が加わったりするため、テクニックが必要とされます。「できるかな、今度はどうかな、よしもう一回!」など、自分で自分を励ましたり、不安になったり、投げ出さずに耐えたり、達成感を味わったり…様々な感情を動かしています。このような、自分の手で回し、一つ一つ手応えを感じながらする経験は、手先が器用になるだけでなく、自分で課題を乗り越えたいという集中力や目標を達成していく自信・たくましさを育むことにつながります。

 ☆氷、見つけたよ!☆2023.1.12
 朝方の冷え込みで、園庭に置いてある陶器の鉢に、昨日も今日も氷がはっていました。「冷たいね」「つるつるや!」「割ってみようよ」と先生が持ってきたタライを囲んで会話が弾んでいました。太陽に照らしてみると、キラキラと光って、氷の模様が透けて見えました。自分の氷が作ってみたいと胸躍らせて、小さなカップを手に水を入れ、葉っぱや花びらをそっとしのばせて、どこにおこうか友だちと相談していました。ここがいいかな、こっちのほうが寒いよ、と考えています。相談した結果、ここがいいよと、見えにくい隙間に入れ込んで、満足げに部屋に戻っていきました。自然の変化を取り入れ、現象を検証していく子どもたちの姿に、科学的な思考力の芽生えを確かに感じました。

 ☆2023年が始まりました☆2023.1.10
 新年あけましておめでとうございます。今日から3学期、久しぶりに出会う友だちや先生とあいさつを交わし、笑顔いっぱいでスタートしました。ホールで始業式をした後、各部屋に戻り、冬休みの出来事をみんなと話したり、聞いたりしました。「○○ちゃんと○○で会ったよ」「早寝早起きしました」「みんなで○○に遊びに行ったのが楽しかったよ」など、いろいろな話が出ていましたが、「あっ、私も!」「一緒だ!」と友だちと話を共有できることがとてもうれしい様子でした。友だちとのつながりが深まっていることを実感するひとときでした。
 さて、3学期は、これまでの経験を活かしていろいろなことに自信をもって挑戦し、就学や進級に期待を膨らませていく時期です。思う存分楽しんで、充実した園生活が送れるよう職員一同努力してまいります。3学期もどうぞよろしくお願いいたします。

 ☆大掃除をして、新しい年を迎えます☆2022.12.21
 今日は大掃除。自分たちの部屋やロッカー、遊具をきれいにしようと子どもたちの張りきる様子がありました。年末の大掃除は、新年を気持ちよく迎える日本の伝統文化でもあります。子どもたちはお手伝いが大好きです。自分でやってみたい、役に立つとうれしい、相手が喜んでくれた、達成感がある、などお手伝いからむくむくと湧き上がる気持ちがたくさんあり、自己肯定感や自己有用感も高まります。今日の子どもたちの満足そうな表情からそれが伝わってきました。
 2学期が無事に終わろうとしています。運動会や親子バス遠足、保育参観、クッキングなど、いろいろな行事も経験しました。感染対策が欠かせない中にあっても子どもたちの笑顔はいつもきらきらと輝いています。かかわっていただいた皆様に感謝申し上げます。今年もありがとうございました。
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